映画とご飯

映画と外食。

大丸ヴィラ(京都・丸太町)

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ハーフティンバー(半木造)のチューダー・スタイルの洋館「大丸ヴィラ」は、大丸百貨店店主の下村家の居宅としてヴォーリズの設計で1932年に建てられました。高い塀で囲まれているので、建物のごく一部しか見えません。

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塀の上に手を伸ばして撮ると、建物の下の部分も見えました。チューダー様式でまとめられているところから中道軒(ちゅうどうけん)と呼ばれたそうです。

室内にはヴォーリズの計画になるアメリカのキッチンジャー社の家具が残されているそうですが、一般公開されていないので、観る機会がないのが残念。今は大丸の迎賓館として使用されているとか。

 

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大丸ヴィラの建築に合わせて作られた丸太町駅の出入り口。

鞍馬口周辺の気になる喫茶店

喫茶「花の木」に行く途中、いくつも喫茶店がありました。

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スナックかなぁと思って、傍に行ってみると

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「喫茶・グリル シモノサ」って書いてある。

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入り口もいい感じ。でも営業してませんでした。この日が定休日だったんでしょうか?それとも?

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「COFFEE SHOP RINGO HOUSE」。こちらは「花の木」さんの横の横くらいの建物です。外観は80年代風。

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「Coffee 陽」。この書体が良いです!まさにザ・昭和!

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ランチも充実しているようでした。次来た時は入ってみよう。

喫茶 花の木 (京都・鞍馬口)

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高倉健さんが通われた喫茶店として知られる鞍馬口の「花の木」に行ってきました。

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カウンターの後ろに飾られたジャン・ギャバンの特大パネルは高倉健さんから40年ほど前に贈られたものだそうです。

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パリの古いカフェに潜り込んだかのよう。

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古時計と素敵な壁紙とそして健さんのこのお店で撮られた写真。いやぁ~、何もかもが素晴らしい。

ここからは全く余談で、喫茶店とはまったく関係ない話なのですが、先日、神戸・新開地の名画座「CINEMA KOBE」で健さん主演の「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」を観た時のこと・・・。

このシリーズはだいたい同じパターンで進行し、悪どいヤクザの組織に最後に健さんが殴り込みに行くのが見せ場になるわけですけれど、「唐獅子牡丹」では、殴り込み直前の健さんの佇まいが、ただただ美しくて、正直びっくりしてしまったのです。

耐えに耐えたが、とか、溜まりに溜まった怒り、とかそういう感情ではなく、ただ静かにすっと心を決め、歩みだすという感じ。うまく表現できないけれど、その美しい佇まい、所作を観て、これって「芸術」じゃないか!なんて思ったのでした。

他の作品も観ているはずなんだけど、そう思ったのは今回が初めて。「唐獅子牡丹」だけが特別なのか、こちらの見方が変わったのか・・・?

そんなことを思いつつ、レモンスカッシュをいただきました。

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日本聖公会聖アグネス教会聖堂 (京都・上京区)

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烏丸下立売角に忽然と現れる豪壮な煉瓦造りの建物。日本聖公会聖アグネス教会聖堂です。1898年竣工。アメリカ人建築家、J.M.ガーディナーの設計によるものです。

1923年10月、平安女学院の生徒・教職員による教会として認可され、今にいたります。一部改修もされていますが、大部分は竣工当初のもので、煉瓦造りの聖堂として歴史的に非常に貴重な建築です。京都市指定有形文化財に指定されています。

東天閣・旧ビショップ邸(三宮 山本通)

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「東天閣」(旧ビショップ邸)にランチに行きました。建物はコロニアル様式の木造2階立て。1894年(明治27年).ドイツ人・F.ビショップ氏の邸宅として建設(設計:イギリス人の建築家ガリバー)。昭和20年に先代が屋敷を受け継ぎ、中国王宮料理店「東天閣」をオープン。

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通されたのは二階のバルコニー部分に設けられた席。ビショップコースを注文(もっと上のロイヤルコースもあり)。まずは七品前菜盛り合わせ。

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ふかひれスープのあとは選択した料理三品のうち、まずは海鮮炒め。まず大皿にのった料理が運ばれてきて、給仕が小皿に一人ずつとりわけて、出してくれます。

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こちらは酢豚です。そのあと、牛肉とピーマンの細切り炒め 、炒飯、デザート2種をいただきましたが、あまりにもおいしくて食べることに必死になってしまい写真を撮るのを忘れました。

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このステンドグラスは創設当時のものだそうで、震災の際もびくともしなかったそうです。

KOBE REGATTA &ATHLETIC CLUB ・クラブハウスレストラン(三宮・磯上公園)

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創立は1870年。在留外国人のスポーツクラブとして神戸外国人居留地内に発足。第二次大戦後、磯上公園に移転。現在にいたります。

入り口には「MEMBERS ONLY」と書かれていますが、クラブハウスレストランだけは、一般人にも開放されているとのことで、行ってまいりました。

店内の壁には、ラグビーやゴルフなど、クラブチームの歴史ある写真やペナントが貼られ、内装もスポーツクラブとしての風格が漂っています。レストランからはグラウンドが見えますが、これは別のところが所有するグラウンドなのかしら? 日本人と見受けられるシニアの方々が溌剌とサッカーをされていました。

Weekly Lunchの「鶏胸肉のヴァブール ミント風味のソース」を注文してみましたが、これがメチャクチャ本格的なお味で、とろけるように美味しい!これにサラダとパンと食後の紅茶もあり、1440円というのは相当お得だと思われます。

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カウンターの奥にも部屋があります。

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AKO COFFEE (神戸・野崎通)

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竹中大工道具館には、阪急六甲から市バス2系統に乗って行ったのですが、途中、ユニークな形のひさしのお店が見えたのであとで戻って入ってみました。

お店の前のショーケースは、ソフビ人形がいっぱい並べられています。ランチも充実しているようで、若い女性がタバコをすいつつ、食事されていました。私はソーダ水をいただきました。

お店を出て三宮に出るためにすぐそばの野崎通3丁目のバス停で(5丁目だったかな?記憶曖昧)バス待ちをしていると、幼稚園から帰ってきた子どもたちが、ショーケースを覗いて反応しており、迎えのお母さんたちが、お店の人に挨拶しながら通り過ぎていきました。毎日変わらない日常の風景なんでしょうね。あのソフビ人形はこういう役目もあるのですなぁと思いつつ、走るバスの中からお店をパシャリ。最後の一枚がそれです。

それにしても2系統のバス、懐かしかったなぁ。中学の時、これで通っていたのだ♪

神戸市文書館 (新神戸)

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竹中大工道具館から少し歩いたところにある神戸市文書館です。

池長孟の南蛮美術のコレクションを収蔵する私立美術館として1938(昭和13)年に建てられたアールデコ様式の近代建築。設計は小川安一郎。神戸指定景観形成重要建築物に認定されています。

現在は神戸市文書館として神戸市域の歴史的、文化的資料が保存されており、閲覧することが出来ます。

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●神戸文書館:〒651-0056 神戸市中央区熊内町1-8-21 (078)232-3437
開館時間:月曜日~金曜日 午前9時~12時、午後1時=5時

竹中大工道具館 (新神戸)

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新神戸駅近くの「竹中大工道具館」に行ってきました。日本で唯一の大工道具の博物館として1984年、神戸市中山手に開館。2014年秋に現在の場所へと移転して、大工道具との出会いの場として、ものづくりの楽しさ、素晴らしさを伝えています。

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入り口です。自動ドアになっています。

現在、「聴竹居ー藤井厚二の木造モダニズム建築」展が開催されています(7月16日まで)。展覧会のフロアー以外は、カメラ撮影もOKです。

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伝統的な日本建築に、最新の設備を違和感なく導入し、緑の多い、静かで涼し気な雰囲気は、藤井厚二の住宅にどこか通じるものがあるようにも感じられました。

 

竹中大工道具館:〒651-0056 神戸市中央区熊内町7-5-1(078)242-0216
開館時間:9:30~16:30(月曜休み)