映画とご飯

映画と外食。

喫茶 花の木 (京都・鞍馬口)

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高倉健さんが通われた喫茶店として知られる鞍馬口の「花の木」に行ってきました。

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カウンターの後ろに飾られたジャン・ギャバンの特大パネルは高倉健さんから40年ほど前に贈られたものだそうです。

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パリの古いカフェに潜り込んだかのよう。

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古時計と素敵な壁紙とそして健さんのこのお店で撮られた写真。いやぁ~、何もかもが素晴らしい。

ここからは全く余談で、喫茶店とはまったく関係ない話なのですが、先日、神戸・新開地の名画座「CINEMA KOBE」で健さん主演の「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」を観た時のこと・・・。

このシリーズはだいたい同じパターンで進行し、悪どいヤクザの組織に最後に健さんが殴り込みに行くのが見せ場になるわけですけれど、「唐獅子牡丹」では、殴り込み直前の健さんの佇まいが、ただただ美しくて、正直びっくりしてしまったのです。

耐えに耐えたが、とか、溜まりに溜まった怒り、とかそういう感情ではなく、ただ静かにすっと心を決め、歩みだすという感じ。うまく表現できないけれど、その美しい佇まい、所作を観て、これって「芸術」じゃないか!なんて思ったのでした。

他の作品も観ているはずなんだけど、そう思ったのは今回が初めて。「唐獅子牡丹」だけが特別なのか、こちらの見方が変わったのか・・・?

そんなことを思いつつ、レモンスカッシュをいただきました。

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