喫茶・グリル「詩織」(京都・島原)
丹波口で食事をするつもりだったのですが、市場が休みの日だったのか、お目当ての店は全部休みでした。
島原へまわり、角屋を見てから、周辺で何か食べようと思っていたのですが、角屋に思いの外長居してしまったので、時間はもう2時近く。どこか食べるところはないかとうろうろしていたら、島原大門の近くに喫茶店発見!躊躇なく飛び込みます。お客は私一人。メニューを見ると、うどんとか、なんでも揃っているじゃないですか! ところが、マスターが一言、「食べるもんはないよ」と! えええええ・・・。時間がまずかったか、ともあれ、コーヒーを注文。本当はアイスコーヒーを頼みたかったのですが、マスターが「ホット?」っていうので、ホットコーヒーを注文。
いい味です。
写真撮らせてくださいとお願いすると快く撮らせてくださいました。ご飯にはありつけなかったけれど、マスターはとてもいい方でした。
角屋もてなしの文化美術館(京都・島原)
角屋(すみや)は、京都・島原花街(現・京都市下京区)で営業していた揚屋(料亭・饗宴施設)で、明治5(1872)年まで続きました。それ以降はお茶屋業として昭和60年まで営業。1998年からは「角屋もてなしの文化美術館」として公開されています。
「臥龍松」。龍が天に昇っていくような姿をしていることからその名がつけられました。この庭には茶室が4つもあるそうです。
揚屋は料理を自前で作って出すので立派な台所があります。
二階を見るには別料金がかかりますが、それだけの値打ちはあります。予約していなかったので、諦めていたのですが、その回は空きがあったようで、思いがけず参加することができました。
残念ながら二階の写真撮影はNGですが、考え尽くされた各部屋のデザインにずっと驚きっぱなしでした。二階の案内時間まで、一階をゆっくり見学させてもらい、全部で二時間くらい滞在してしまいましたが、丁寧な説明もあり、非常に充実した時間でした。
春季企画展として、開館20周年記念「角屋蔵 岸駒(がんく)と岸派(きしは)展」が開催されており、貴重な作品を堪能しました(7月18日まで)。
聴竹居(京都・大山崎)
京都大山崎にある聴竹居を見学してきました。大正から昭和にかけて活躍した建築家、藤井厚ニが1928年に自宅として建設。藤井は、日本の気候風土にあった住宅を追求したことで知られており、聴竹居は彼の第五番目の実験住宅とのこと。
内部の写真はあげられないのですが、雰囲気は伝わるかと思います。居間を中央に配して、客室を小さくしているところなど、当時としては先駆的であったでしょう。クールチューブや床下換気口など、様々な場所に様々な工夫が凝らされていて、非常に面白かったです。
毎週水、金、日の10:00~15:00の間に見学できますが、事前予約が必要です。
JR山崎駅舎(京都・山崎)
木造平屋建てのJR山崎駅舎。1927(昭和2)年竣工という歴史ある駅舎です。
喫茶ソワレ(京都・河原町)
いつも青く発光している「喫茶ソワレ」。1948(昭和23)年創業の名店です。ソーダ水も青色にすればよかったけど思わず黄色を注文。他で観たことないのですもの。
銀月アパートメント(京都 北白川)
疎水沿いの道を歩いて、この建物が見えてきた時、レトロな味わいというより、廃墟なのかしら?と思ったくらい、建物の痛みが激しいように見えました。
駒井家住宅を見たあと、もう一度、前を通って、これがあの銀月アパートメントだと知りました。昼間ですが、玄関口には外灯がついたままで、本当に物語の世界の入り口のような雰囲気があります。
戦前からある建物だということしかわからないようです。