銀月アパートメント(京都 北白川)
疎水沿いの道を歩いて、この建物が見えてきた時、レトロな味わいというより、廃墟なのかしら?と思ったくらい、建物の痛みが激しいように見えました。
駒井家住宅を見たあと、もう一度、前を通って、これがあの銀月アパートメントだと知りました。昼間ですが、玄関口には外灯がついたままで、本当に物語の世界の入り口のような雰囲気があります。
戦前からある建物だということしかわからないようです。
旧神戸居留地十五番街(三宮 旧居留地)
1880(明治13)年頃に完成。神戸外国人居留地で唯一現存する明治時代の洋館です。米国領事館として使われていた時代もありましたが、今は神戸の人気店[TOOTH TOOTH」がレストランをオープンしています。以前、別のレストランだった時に入ったことがあるのですが、「TOOTH TOOTH maison 15th」に入るのは初めて。室内の写真を撮ってもいいですか、と尋ねると快く許可してくださいました。
パスタランチ。ウニが入ってる! これが美味しいのは当然としてパンもめちゃくちゃ美味しい!さすが神戸!! これにサラダと飲み物がつきます。次回は是非二階に上がってみたい。
Cafe de Unique (岡本)
阪急の御影駅北口から、住吉山手のお屋敷を観て、旧乾邸を堪能し、白鶴美術館に周り、坂を下って今も残る灘目の水車「山田太郎車・次郎車」を観て、線路を渡って御影石の塀が続く旧村山龍平邸(香雪美術館)の方をぐるりと回り、阪急御影駅南口の方へ戻ってきました。
まさに御影の住吉山手を歩くモデルコースのような歩き方。眼の前に「御影ダンケ」が見えているので、ここに入ったら完璧かもと思いましたが、発作的に一駅乗って岡本で下車しておりました。別に目的があったわけではない上にあまり時間もなかったので、駅の直ぐ側にあるカフェ「Cafe de Unique」に入りました。
創業はいつかはわかりませんが、もう何十年も営業されているお店です。禁煙席は二階です、とのことで、そそくさと二階へ。一階は中央にどんとカウンターが備わっています。少し古びた感じが良い塩梅です。
プリンの上の部分が一部めくれているまま撮影しておりました。気がついて撮リなおそうと思ったときには既に一部食べておりましたので断念。広々としてゆっくりできる良い空間でした。
白鶴美術館本館(住吉山手)
子供のころ一度来た記憶があるんですが、あの時はここの良さが全然わかってなくて、こんなにかっこよい建物だったのか、と大変驚きました。考えてみれば、大学はヴォーリズ建築、務めた先も近代建築として本に載るようなところという今思えば超贅沢な環境に身を置きながら、その有難味を全く理解していなかったわけです。あの頃は新しいものばかりに目がいっていたなぁ。
白鶴美術館本館は、清酒「白鶴」の醸造元である嘉納家の私設美術館として1934年に建てられました。設計は竹中工務店設計部の鷲尾九郎と小林三造。
2018年春季展として開催されていた「荘厳(しょうごん)~香(こう)、華(げ)、燈(とう)~」展もなかなかおもしろかったです。