廃墟としてそそり立っているこの建物は、かって京大の中国系留学生の寮だった「光華寮」です。戦前期のモダニズム建築として非常に優れた建物だとのこと。
1965年の文化大革命をきっかけとして起こった、寮内の対立問題や、中国、台湾、日本をめぐる複雑な外交問題が原因で閉鎖され、今や廃墟となっています。
厳かな住宅地の中にそびえる廃墟というアンバランスさが不思議な魅力を醸し出しています。築年は1931年。
今は囲いができ、侵入者は逮捕された人もいるとのこと。中を観てみたい気持ちだけはわかります。
こちらの一軒家は、かつて建築家の永瀬狂三が住んでいたお屋敷だそうです。今はフランス料理屋になっていました。