京大キャンパスの近代建築(その4)工学部土木工学教室本館
工学部土木工学教室本館です。1917(大正6)年竣工。設計は山本治兵衛・永瀬狂三です。
山本治兵衛といえば、奈良女子大学記念館(1909年)が有名です。
日本の伝統建築に従事し、近代建築にも伝統建築の要素を取り入れた山本冶兵衛に対し、永瀬狂三は新しいタイプの建築家。永瀬には結構葛藤があったのではないかというツアーガイドの冨家裕久さんのお話が面白かったです。
屋根には瓦が使用されています。
レンガが変な形でついていますが、渡り廊下をつけるためにもうけられていたものだそうです。実際、渡り廊下があったそうです。
こちらは京都大学電気工学教室本館・工業化学科。ファサードのみ保存。1900(明治33)年竣工で設計は同じ山本治兵衛・永瀬狂三。