角屋もてなしの文化美術館(京都・島原)
角屋(すみや)は、京都・島原花街(現・京都市下京区)で営業していた揚屋(料亭・饗宴施設)で、明治5(1872)年まで続きました。それ以降はお茶屋業として昭和60年まで営業。1998年からは「角屋もてなしの文化美術館」として公開されています。
「臥龍松」。龍が天に昇っていくような姿をしていることからその名がつけられました。この庭には茶室が4つもあるそうです。
揚屋は料理を自前で作って出すので立派な台所があります。
二階を見るには別料金がかかりますが、それだけの値打ちはあります。予約していなかったので、諦めていたのですが、その回は空きがあったようで、思いがけず参加することができました。
残念ながら二階の写真撮影はNGですが、考え尽くされた各部屋のデザインにずっと驚きっぱなしでした。二階の案内時間まで、一階をゆっくり見学させてもらい、全部で二時間くらい滞在してしまいましたが、丁寧な説明もあり、非常に充実した時間でした。
春季企画展として、開館20周年記念「角屋蔵 岸駒(がんく)と岸派(きしは)展」が開催されており、貴重な作品を堪能しました(7月18日まで)。