旧乾邸(神戸・住吉山手)
いよいよ旧乾邸へ。乾汽船株式会社を成立した乾新治氏の自宅として昭和10年頃に建築されました。設計は渡邊節。氏が個人邸宅を手がけるのは珍しいとのこと。
外側からはこんな感じで見えてます。敷地は約1200坪。
南面。イギリスのマナーハウスを彷彿させる堂々たるかまえ。
車寄せ。こ、ここは日本かな・・・?! 玄関アプローチの壁面には、黄竜山石が用いられているそうです。
北東面。
玄関。美しいタイルの壁とタイルの絵。
玄関ホール。
圧巻のゲストルーム。
グランドピアノはロンドンのチャーレン社が1918年に制作したものだそうです。
階段の手すりの繊細な作りにうっとり。
邸宅を見せていただいたあと、このゲストルームでお茶をいただけるという実に粋な計らいが!
一階の和室。
二階のお風呂のタイル。
二階のベランダからの眺め。
サンルームの壁のセントラルヒーティングの通風孔。この時代にセントラルヒーティングですから驚きです。この部屋はダンスホールとして使用されていたそうで、照明にも随分凝られたようです。後には子ども部屋になったとか。
照明は当時のものが残っています。
乾氏の書斎。
こちらは西面。中央にある入り口は運転手さんら、使用人の方々の出入り口として使われていたそうです。
時間もたっぷりみさせていただき、圧巻の体験でした。贅沢な一時を過ごさせてもらいました。