旧武田長兵衛邸・武田資料館(神戸・住吉山手)
阪神間モダニズム邸宅の傑作と誉れ高い「旧乾邸」の特別観覧に当選したのでどきどきしながら、阪急で御影駅へ。住吉山手を歩くのは子供の時以来なので、何もかもが珍しく立派なお屋敷ばかりで見とれてしまいます。御影石の塀が続く豪邸の前にやってきました。「銜艸居(かんそうきょ)」という表札が出ています。
こちらの扉の横の石垣には「武田資料館」と書かれているのが見えます。あとで調べたところによると、1932年(昭和7年)竣工の旧武田長兵衛邸。現在は武田薬品が買い上げ、「資料館」として使用されているとのことです。
設計は京都府庁舎旧館などを手がけている松室重光。
で、ここをもうちょっと歩くと、どうみてもこれヴォーリズ建築でしょう!という洋館がありまして、あとから調べるとやはりそうでした。「旧小寺邸」。以前はショールームに使用されていたこともあったようですが、今は個人の住宅となっているようなので、写真は自粛しておきます。