KYOTOGRAPHIE2018
毎年開催されているKYOTOGRAPHIE。昨年は結局行けなくて今年こそはと行ってまいりました。京都文化博物館・別館のジャン=ポール・グード展からスタート。ここではびっくりするような演出が行われているんですが、辰野金吾設計、1906年竣工の旧日本銀行京都支店のこの会場なので、余計に映えるんですよね。
この写真イベントの楽しさはまさにそこにあるといってもよく、今回も写真と建築好きにはたまらないものになっています。
こちらは創業400年、国の指定文化財の町家ギャラリー「嶋臺ギャラリー」。フランク・ホーヴァット展が開かれています。
京都新聞ビル印刷工場跡ではアメリカのローレン・グリンフィールドの展示。人間の富への欲望と豊かさが及ぼす影響をテーマに撮られた作品が並んでいます。中国の富裕層を追った作品もありました。そして、こんな会場、こういうときでないと絶対入れないですよね。貴重な体験です。
KYOTOGRAPHIEではお馴染みの会場、「誉田屋源兵衛」。創業280年を迎える「帯の製造販売」
NTT西日本三条コラボレーションプラザでのクロード・ディティヴォンのパリ五月革命の作品や、藤井大丸ブラックストレージでのステファン・ジェイムスの「ブラックパンサー」を追った作品もとても素晴らしかったです。
途中、喫茶店とか、ヴォーリズ建築とか目移りする場所が多すぎて、丹波口の展示に行く時間がなくなってしまいました。1日で回れるだろうとたかをくくって1日パスポートを購入したのですが、会期中パスポートにすればよかった(1000円しか違わない)。
でも丹波口の展示も京都市中央市場とか三三九(旧貯氷庫)とか興味深い場所が多く、機会を改めて行ってみたいと思います。
去年行っていないので、去年からの傾向なのかはわからないのですが、以前は会場の撮影はNGだったんですが、今回ほとんどの会場で写真がOKでした。それでも一応、作品が写っているものはここに載せていません。自分で楽しむぶんにはOKということなので、自重しております。