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映画と外食。

コーヒーショップ リーキ (大阪市生野区)

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桃谷駅から生野区役所まで歩き、その近くの公園の角を曲がって、住宅街をくねくね行ったところに「コーヒーショップ リーキ」があります。ガラケー持ちでスマホを持っていない上に、ネットで調べてメモした地図も読めない人間なので、目の前にリーキが現れた時は、「奇跡だ」と呟いてしまったほどです(実際は、郵便配達のお兄さんに道を聞いてなんとかたどりついただけ)。

59年の歴史を持つ、知る人ぞ知る、いや、喫茶店に興味があるなら誰もが憧れるであろう、お店、それが「リーキ」です。

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ママさんに昔のリーキの写真を見せていただいたり、お店で使っているカップの言われを伺ったり、蒼月書房さんが製作された冊子『コーヒーショップ。リーキのこと』を教えてもらい(恥ずかしいこと知らなかった…)、即購入を決めたり、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

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このコーヒーカップは日本硬質陶器株式会社NIKKO(ニッコー社)が1915年に発売した「山水」という名のカップ。その絵柄には物語があって、その物語をコビーしたものまでいただいてしまいました。

短い滞在ではありましたが、蒼月書房さんが、ここを訪れて本にしょう!と思われたのが分かる気がしました。

前から思っているんですが、お店にとって、店内が洒落ていたり、ドリンクや料理が美味しかったりっていうのはとても大事なことだと思うんですが、何度も行きたいと思うお店って、結局、お店をやっている「人」に惹かれるところが多いと思うんです。

そして、なにやらそこでちょっとした文化が生まれる予感のようなものが漂っているお店に私は惹かれます。

古くからの喫茶店に惹かれるのも、長年お店を経営されてきて、時代、時代に培われたものが、そこかしこに見え隠れしていて、そうしたものに知らず知らずのうちに惹かれているんではなかろうか?

地元の人とともに築いてきたその店ならではの「文化」がちゃんとあって、それが、空気感として存在している・・・。抽象的な言い回しなのでわかりにくいけれど、レトロな味わいや、絶妙なデザイン感覚に惹かれるのと同じように、そうしたものに憧れて、今日もまた、喫茶店を探しに街を歩くことになるのだと思うのであります。

 

『コーヒーショップ。リーキのこと』にリーキ周辺マップという超絶凄い力作マップが載っています。次回はこれ見ながらあちこち訪ねてみよう!

(次回予告「中華料理 宇宙」に行ったどー!)