映画とご飯

映画と外食。

映画

喫茶・軽食「パロマ」(大阪・大淀)

シネリーブル梅田に『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』を観に行ってきました。冒頭はいきなりの手術シーン。ついで病院の長い廊下を医師二人が歩いて来る様を長回しの移動撮影で撮っているんですが、不吉(!)なバックミュージック…

COFFEE&JAZZ BASIE(JR尼崎)

昨日はMOVIX尼崎の爆音映画祭で『ベイビー・ドライバー』を観てきました。この作品を観るのは今回で二回目ですが、爆音だと主人公がヘッドフォンで聴いているのと同じであろう音量で、がんがん音楽が聴ける! つまり、ベイビーとヘッドフォンを分け合って聴…

映画『パンとバスと2度目のハツコイ』

日曜日は、今泉力哉監督の映画『パンとバスと2度目のハツコイ』を観にイオンシネマ茨木に行ってきました。イオンシネマのみの上映ということで、近場はどこかなと探したら、茨木が一番近かったのだ。 映画は期待を裏切らない良作であった。これまで恋愛群像…

韓国映画『悪女 AKUJO』

心斎橋シネマートで『悪女 AKUJO』を観てきました。噂に違わぬアクションシーンの凄さに興奮しっぱなし。冒頭7分も続く殴り込みシーンは、イリヤ・ナシュラー監督の『ハードコア』と同じ手法、つまり主観映像を使ってのワンシーン、ワンカット(といっても巧…

『パディントン2』は大傑作!

ホワイティの風流田舎そばで朝定食。いつも混んでる。豚汁定食(500円)を食す。具沢山で満足の一品。 ●映画『パディントン2』 前作はペルーからの移民であるパディントンが異国の地、ロンドンで受け入れられていく様を描いていたが、今作の冒頭では、すっか…

映画『夜明け告げるルーのうた』を見逃すな!

湯浅政明監督の新作は、アクロバティックに躍動する画面、豊かな「水」表現、誰もが楽しくなる歌とダンス(思わず足元から体が動き出す!)等々、心も体も鷲掴みにされる傑作アニメーション映画であった! 「バンドやろうぜ!」「早くこんな街出ていきたい!…

2016年に映画館で観た映画

あいつと私、アイリス・アプフェル! 94歳のニューヨーカー、青空娘、あした晴れるか、アスファルト、アズミハルコは行方不明、あの頃エッフェル塔の下で、アメリカン・スリープ・オーバー、嵐を呼ぶ男(1966)、暗殺の森、イエスタディ、怒り、愛しき人生の作…

デヴィッド・ロバート・ミッチェルの世界

デビッド・ロバート・ミッチェルの2010年の作品『アメリカン・スリープ・オーバー』は、デトロイト郊外の町の公営プールのシーンから始まる。水着姿の短髪の娘がプールサイドを歩き、キャンデーをなめている娘のとなりにすわる。二人ともまだあどけなさを残…

オーバー・フェンス

山下敦弘の『オーバー・フェンス』は喫煙室の窓から外の廊下を映した場面から始まる。休み時間らしく大勢の人間が窓の外を歩いている。そこに声がかぶさり、穏やかな口調のオダギリジョーの声が響いてくる。画面はすぐに切り替わって喫煙室の中の男たちがナ…

ゴーストバスターズ

この映画は学園ものではないが、その背景に学園ドラマが見え隠れする。クリスティン・ウィグ演じるエリンとメリッサ・マッカーシー演じるアビーがどのような学生時代を過ごしてきたか、思わず想像してしまった人は多いのではないだろうか。心霊に興味のある…

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』を観る

1947年、ロスアンゼルス郊外のトランボの家、入浴中のトランボのバストショットのあと、バスタブで仕事をしているトランボの姿が映しだされる。彼が叩く激しいタイプライターの音と、バックに流れるジャズがよいセッションとなって響いてきて、観る者のわく…

マネー・ショート 華麗なる大逆転

原題:The Big Short 2015年アメリカ映画 監督: アダム・マッケイ 原作者: マイケル・ルイス 金融知識がないとちょいとつらいかと思っていたけれど、要所、要所に趣向を凝らした解説が入る。もともと冒頭から登場人物の一人、ライアン・ゴズリングが画面に…