廃墟としてそそり立っているこの建物は、かって京大の中国系留学生の寮だった「光華寮」です。戦前期のモダニズム建築として非常に優れた建物だとのこと。 1965年の文化大革命をきっかけとして起こった、寮内の対立問題や、中国、台湾、日本をめぐる複雑な外…
1922(大正11)年竣工の建築学教室本館です。設計は武田五一。京都大学初の鉄筋コンクリート造なのだそうです。 こちらは裏手(北側)。かなり個性的です。
工学部土木工学教室本館です。1917(大正6)年竣工。設計は山本治兵衛・永瀬狂三です。 山本治兵衛といえば、奈良女子大学記念館(1909年)が有名です。 chorisuke.hatenablog.com 日本の伝統建築に従事し、近代建築にも伝統建築の要素を取り入れた山本冶兵衛に…
こちらは「文学部東館」。1936年竣工。設計は大倉三郎です。ここはファサードだけ残してあとは新しい建物となっています。 中に入ってみますと、何本か柱がありまして、上部の装飾が全部違うのです。凝ってますねー! 中庭には池もあったようですが、今はも…
1933年竣工の法経済学部本館。設計は大倉三郎です。非常~~~に横長な建物です。両サイドに凝った意匠の塔のような入り口があります。 ピロディ部分。壁にこしらえてあるのは椅子でしょうか。ツアー参加者で座ってみましたが、ゆっくり座れるという座り心地…
まいまい京都さん主催のツアー「建築家と巡る京大キャンパスの近代建築・北部編」に参加してきました。 京大は近くに来てもいつも素通りで、じっくりキャンパス内の建築を見ることもなかったので、良い機会となりました。 京大の建築に関わった建築家、山本…
石屋川の東側、国道2号線沿いに立つ御影公会堂に行ってきました。 1933年5月竣工の近代建築(設計:清水栄二)。○十年前に高校生だったころ、いつもバスでこの前を通っていたので、ものすごく馴染みがあるのですが、中に入ったことは一度もなかったのです…
神戸三宮、フラワーロードの一筋東側にある通りは、美味しい飲食店が並んでいますが、こちらは創業40年を超える中華料理の名店です。 ランチはメイン料理は日替わりで一種類のみ。スープは毎回卵スープですが、これがボリュームもあり大変美味なのです。 外…
大阪駅前第二ビルの喫茶店。扉の内側にスティーブ・マックィーンのポスターが貼られていたのがかっこよかったので、入ってみました。 硬派で男っぽい感じのお店。でもちゃんと女性客もいますよ。 アイスコーヒーを注文したんですが、はい、冷蔵庫に入ってた…
岡町駅にも二軒「かたすみ」という喫茶店があり、同系列だと思われますが、服部天神駅のこちらの店は昭和なビルの二階にあります。 お店の中央には人形のコレクションがガラスケースにずらりと並んでいます。 次から次へとお客さんが入ってきます。お昼時は…
喫茶ルヴァンから服部天神駅側に戻り、一つ目の小さな踏切を渡って右手にこの喫茶店が現れた時は小躍りしてしまいました。見事な外観! 外観に感動して近くに寄ってみると営業してないというケースが度々あるので恐る恐る近寄ってみると営業している気配は感…
なんばの中心地やJR難波駅や、湊町あたりからもちょいと離れた、飲み屋街の一角に唯一ある喫茶店。 中に入ると気品のある店構えで、老夫婦が営んでおられます。マスターはきっちりとした身だしなみをされて、背筋もまっすぐ。マダムはマスターに厳しく(!?…
最寄りの駅は阪急宝塚線服部天神駅ですが、かなり庄内よりにあります。しかも結構、わかりにくい場所で地元民でも長いこと存在を知りませんでした。 ショーケースの中のメニューはミニチュア。小さくて可愛い♪ モーニングの種類はなんと全11種類(370円~500…
めっちゃしぶくて落ち着いた雰囲気の大阪・なんば~日本橋の喫茶店「アドリア」。モーニングは珈琲とトーストか卵かのどちらかを選んで320円。がっつりモーニングを食べすぎると、お昼に全然お腹がすかないことがあるので、こういうチョイスが出来るのはあり…
京都・清水寺近くにある「京都・清水 順正 夢二カフェ 五龍閣」に行ってきました。 こちらの建物は明治の起業家"松風嘉定"の邸宅で、現在「夢二カフェ」として営業されています。 店内には「婦人之友」などの雑誌の表紙画などが飾られています。 設計は武田…
7月14日、大阪倶楽部の公開見学会に行ってきました。トーテムポール風石柱とイスラム建築風のアーチのファサード。 「大阪倶楽部」は大阪の紳士の社交場として1912年に創立。 野口孫市、長谷部鋭吉による設計で1913(大正2)年に倶楽部会館が建設されますが…
恵美須町駅出入り口そば、JAZZの澤野工房さんの向かいにある喫茶・軽食「いずみ」。 「レスカ あります」の文字が良いですね~。オレンジのペンダントライトは、あまり写真で上手に撮れなかったので、上の写真で雰囲気を想像してみてください。 お店に入ると…
5月にジャンジャン横丁を訪れたとき、ギャラリー「Swing Masa Jazz House」が開いていたので、嬉々として入店。 年2、3回しか開いていないギャラリーなのです。店主でアーティストの山賀清春さんも「次はいつ開けるかわからない」とおっしゃっていました…
通天閣の真下にある喫茶ドレミ。創業は1967(昭和42)年。 これは4月と5月に行った時の写真ですが、5月に行った時は、店内で番組のロケをやっていました。見たことのある吉本のタレントさんが、正装して座っていました。関西テレビの何十周年記念番組のロケだ…
みや古食堂で冷麺を食べ一服したあと、もう一度島原大門をくぐり、キンセ旅館へ。開いてるかなぁと不安でしたが、暖簾が降りていてガッツポーズ! はいってすぐ左手にはIWASHI珈琲の焙煎所があります。そして右手にそびえるこの光景!なんというか、絢爛豪華…
丹波口ではもう一軒、喫茶店に行きました。「nasu」。ジャズのCDが大きめの音でかかっていて、ジャズの本などもあり、ジャズ好きにはたまらん感じ。そのせいかどうなのか、男性客が多めでした。
餃子屋のでかい看板が目立ち見落としがちですが、二階に喫茶ブルボンがあります。 階段も素敵。 ランチタイムでお店の方は大忙し。テキパキとこなされていました。広々としていてどこのスペースも素敵なんですが、特にカウンターのあたりのデザインが素晴ら…
輪違屋さんを出て、歩きますが、この暑さ尋常じゃない。あとで、京都のこの日の気温は39度をこしていたことを知りました。しかもこの界隈、この時間帯、あまり影がない。炎天下の中を歩くわけです。ほんの100メートル歩くだけで汗だらだら・・・。思わず銭湯…
本年度の「京の夏の旅」は、輪違屋(わちがいや)が特別公開されています。旧花街・島原で元禄年間の創業以来(創業当時の名は「養花楼」)営業を続ける唯一の置屋。普段は中は観られません。 襖には当時の太夫が常連さん宛に書いた恋文の下書きが貼られてい…
川崎重工(株)から新開地本通りにかけての通りに面したところにある兵庫区東出町の「喫茶 ベニス」。店内は広々としていて、背もたれの高い二人がけの椅子がユニークです。椅子には「B」という頭文字が掘られています。 ベニスなら「V」じゃないの? でもヴ…
京都商工会議所は、1954(昭和29)年竣工(設計は冨家宏泰)。ビルのエントランス部分は、以前はロビーとして使われていたそうですが、2007年にワールドコーヒーが出店。大理石の床に描かれた干支の動物たちやオリジナル溢れる天井の照明がユニークです。 ホ…
この暑さの中でも哲学の道周辺は非常に混み合っています。でも、一本西の通り、鹿ケ谷通りに入ると、急に人出が減って静かな住宅地になります。少し歩くと蔦の絡まる洋館が見えてきます。 ヴォーリズ建築事務所が80年代に個人の邸宅として作ったものだそうで…
ハーフティンバー(半木造)のチューダー・スタイルの洋館「大丸ヴィラ」は、大丸百貨店店主の下村家の居宅としてヴォーリズの設計で1932年に建てられました。高い塀で囲まれているので、建物のごく一部しか見えません。 塀の上に手を伸ばして撮ると、建物の…
喫茶「花の木」に行く途中、いくつも喫茶店がありました。 スナックかなぁと思って、傍に行ってみると 「喫茶・グリル シモノサ」って書いてある。 入り口もいい感じ。でも営業してませんでした。この日が定休日だったんでしょうか?それとも? 「COFFEE SHO…
高倉健さんが通われた喫茶店として知られる鞍馬口の「花の木」に行ってきました。 カウンターの後ろに飾られたジャン・ギャバンの特大パネルは高倉健さんから40年ほど前に贈られたものだそうです。 パリの古いカフェに潜り込んだかのよう。 古時計と素敵な壁…