京大キャンパスの近代建築(その4)工学部土木工学教室本館
工学部土木工学教室本館です。1917(大正6)年竣工。設計は山本治兵衛・永瀬狂三です。
山本治兵衛といえば、奈良女子大学記念館(1909年)が有名です。
日本の伝統建築に従事し、近代建築にも伝統建築の要素を取り入れた山本冶兵衛に対し、永瀬狂三は新しいタイプの建築家。永瀬には結構葛藤があったのではないかというツアーガイドの冨家裕久さんのお話が面白かったです。
屋根には瓦が使用されています。
レンガが変な形でついていますが、渡り廊下をつけるためにもうけられていたものだそうです。実際、渡り廊下があったそうです。
こちらは京都大学電気工学教室本館・工業化学科。ファサードのみ保存。1900(明治33)年竣工で設計は同じ山本治兵衛・永瀬狂三。
京大キャンパスの近代建築(その3)文学部東館
こちらは「文学部東館」。1936年竣工。設計は大倉三郎です。ここはファサードだけ残してあとは新しい建物となっています。
中に入ってみますと、何本か柱がありまして、上部の装飾が全部違うのです。凝ってますねー!
中庭には池もあったようですが、今はもう埋め立てられています。
京大キャンパスの近代建築(その2)法経済学部本館
1933年竣工の法経済学部本館。設計は大倉三郎です。非常~~~に横長な建物です。両サイドに凝った意匠の塔のような入り口があります。
ピロディ部分。壁にこしらえてあるのは椅子でしょうか。ツアー参加者で座ってみましたが、ゆっくり座れるという座り心地ではありませんでした。
京大キャンパスの近代建築(その1)百周年時計台記念館
まいまい京都さん主催のツアー「建築家と巡る京大キャンパスの近代建築・北部編」に参加してきました。
京大は近くに来てもいつも素通りで、じっくりキャンパス内の建築を見ることもなかったので、良い機会となりました。
京大の建築に関わった建築家、山本冶兵衛、永瀬狂三、武田五一、大倉三郎らの特徴や、各建築の見どころなどをツアーガイドの冨家裕久さんが丁寧に説明してくださって、とてもわかり易く、こういうところがツアーの良さですね。
まずは百周年時計台記念館で集合。1925年(大正14年)に建てられました。設計は、武田五一、永瀬狂三、坂静雄。レンガ造りからコンクリートの時代になり、建物が上に延びるようになったこと、“装飾”が重要になってくることなどの説明がありました。
そうした視点でみると、いろんな部分に様々な工夫がされています。
御影公会堂(神戸・御影)
石屋川の東側、国道2号線沿いに立つ御影公会堂に行ってきました。
1933年5月竣工の近代建築(設計:清水栄二)。○十年前に高校生だったころ、いつもバスでこの前を通っていたので、ものすごく馴染みがあるのですが、中に入ったことは一度もなかったのです。いつまでもあると思うな、近代建築・・・。本当に今まで残っていてくれてありがとうという気持ちです。国の登録有形文化財に登録されています。2017年4月にリニューアルオープンしました。
御影公会堂食堂は、建設当初から営業している洋食店としてよく知られています。
↑ 食堂入口です。
オムライスを頼む方が多いですが、ビフカツを注文しました。
アーチ状の天井や柱、階段全て素晴らしい!
3階の会議室。天井が凝ってますね~♪
小燕京(神戸三宮 市役所東)
神戸三宮、フラワーロードの一筋東側にある通りは、美味しい飲食店が並んでいますが、こちらは創業40年を超える中華料理の名店です。
ランチはメイン料理は日替わりで一種類のみ。スープは毎回卵スープですが、これがボリュームもあり大変美味なのです。
外観は年期を感じさせますが、お店の中はとても綺麗です。12時~13時は超満員になりますが、その時間を少し外せば、ゆったり食べられます。
ビルの二階にあります。エレベーターもあり。
COFFEE CLUB HOT-MAN (大阪駅前第二ビル)
大阪駅前第二ビルの喫茶店。扉の内側にスティーブ・マックィーンのポスターが貼られていたのがかっこよかったので、入ってみました。
硬派で男っぽい感じのお店。でもちゃんと女性客もいますよ。
アイスコーヒーを注文したんですが、はい、冷蔵庫に入ってたパックから移しました、じゃなくて、丁寧にいれられたものです。
「COFFEE CLUB」というのがいいですね。